Tips『帰り道』
「……………」
この状況は……なんだ?
「あっはっはっはっは! 困惑してるねぇ悠ちゃん!!」
「……前原……その格好は……」
「はぅぅぅぅ〜☆ 圭一君おぉもちかえりぃぃぃぃぃ!!」
「レ、レナ……やめろぉぉぉ!!」
前原の格好は…………メイド服。
「あっはっはっはっは!」
「をーっほっほっほ!!」
「みぃ☆ にぱ〜☆」
コイツら………
「ところでさ。悠ちゃん、どこに住んでるの?」
「………定住地は、ない。」
「定住地はないって……じゃあ家は? 雛見沢に家、あるんでしょ?」
「……否。…基本的に野宿だ。」
「うっそ………。じ、じゃあ、何で引っ越してきたわけ?」
「…………色々……あってな…。」
「?」
園崎達には聞こえなかったようだ。
………古手は聞こえていたようだがな。
「引っ越す場所を探していた時に、たまたまこの雛見沢に通りかかった。一目でこの村が気に入ってな……」
「そう言ってもらえると嬉しいけど……。でもさ、どっかに家がないと……」
「はろろ〜ん、皆さんどうしたんですか? あら、そちらの人は初めましてですね。」
園崎と同じ……?
「ししししししししし詩音んんん!?」
「何ですか、お姉。私が自己紹介しようと思ったのに。」
「ふざけるなー! 興宮へ帰れー!」
竜宮が寄ってきた。
「あれが魅ぃちゃんの妹さんで、詩ぃちゃん。双子なんだよ、だよ。」
双子とはまた厄介な……
竜宮は、ダブル園崎の喧嘩を止めにいった
「それより悠貴。」
次は古手が寄ってきた。
「……?」
「家がないのよね?」
「……あぁ。ない。」
古手は少し考える仕草をする。
「もし良かったら、私の家に住めるけど……どうかしら?」
かなり意外な申し出だった。
「………いいのか?」
「構わないわ。私と沙都子の2人っきりだし。
それに、あなたは近くにおいておいた方が良さそうだし…ね。」
監視を兼ねているわけ…か……
「……わかった。お邪魔させてもらう。」
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Tips『電話・A』
雛見沢の、電話ボックス。
「…………『死神』だ。」
[『刑死者』です。……報告ですか?]
「あぁ。『イーグル』はどうだ?」
[そうですね………今のところ、大きな動きはありません。しかし………]
「……何だ?」
[『イーグル』以外の『寵児』が動いているようです。]
「奴らが…?」
[えぇ。]
「おかしな話だな………『イーグル』が最初に動くはずだが。『作戦変更』か?」
[いえ、そういう訳ではなさそうです。『イースト』内で動いているようです。]
「………『Ag2』か。」
[恐らくは。これまで『回帰』の経験したモノとは違う展開でしょう。]
「なるほど……既に俺が『イレギュラー』だからな。仕方ないだろう。」
[それから。]
「何だ、まだあるのか?」
[『Fe』が帰ってくるかもしれません。]
「……マズいな。」
[? 何故です?]
「……忘れたか?『罠蔵』の存在を。」
[!! ……あぁ…なるほど。…手をうちましょうか?]
「………いや。『トーカー』達に任す。…奴らでダメなら、俺が動く。 ……『黒』が動くのは最後だ。」
[わかりました。……後のことは『愚者』に聞いて下さい。]
「………了解した。」
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